ナタラ村の聖女妻

ディルク

本作の主人公であり英雄。
皇帝と妾との間に産まれた私生児として不遇な扱いを受けていた。窮屈な日常から抜け出す為に魔王討伐を決意しそれを成す。世界を救った英雄となり一度は【皇太子】という特別な地位を得るも、様々な事情が重なり現在の身分は平民である。

マリアンネ

主人公の妻であり聖女。
名前すら存在しない小さな村で慎ましく暮らしていたが魔王軍の侵攻により全てを失う。命を救ってくれた主人公に旅の同行を申し入れ、共に魔王討伐を成し得た実力者。
穏やかで世話好きだが少々天然気味な所があり、悪意には鈍感であるため非常に騙されやすい。

牛飼いラモン

ナタラ村で酪農を営んでいる顔面濃い目な中年男性。
結婚願望はあるけれど自分の顔面が一般受けしない事を自覚しているので諦めていた。

神父クリストフ

教会に住み込みで暮らしている訳アリの青年。
女性に優しい反面、男性に対して非常に当たりが強い毒舌家。都合の良い相手を探している。

村長ガボル

ナタラ村の長として村民を統括する初老の男。
決して多くない住民を少しでも増やすべく【新婚支援制度】を立ち上げた張本人。村に密かに存在している仕来りも、ガボルが考案したものである。