あなたは新興宗教の偽教祖!!教団のおしえに従おう!!
突拍子もない提案に、耳を疑うあなた。志摩はあなたに、自分が幹部をしている「妃神の会(ヒシンノカイ)という新興宗教の「教祖」になってほしいと持ちかける。本物の教祖である孕石光雪(ハラミイシ コウセツ)は体を壊して瀕死の状態にあるため、その替え玉になってほしいというのだ。
見ず知らずの自分に声をかけた理由を尋ねると、志摩は滑らかに答える。教祖が今いなくなると教団が立ち行かなくなるので代わりを探していたこと、そしてあなたには百年に一度の「相」があり、霊的な潜在能力を秘めていること。
また、あなたと教祖の容姿はよく似ている上、教祖は御簾の奥から信者に教えを説いていたためにその顔を直に見たことのある者は少なく、また限られた信者に顔を見せていた時はいつも暗がりだったのでばれないはずだ、とも。天涯孤独であり、明日の食事にも困っていたあなたは、胡散臭く思いながらもその話に乗ることにする。
──そして、あなたは偽物の教祖としてまつり上げられ、 妃神の会の実態を知ることになる。
妖しげな香を焚きしめた大集会場。甘い香りに包まれながら、神聖な儀式を行う新興宗教。
教団の日々のなかで、偽物の教祖のあなたは、はたして一体どのような結末を掴むのだろうか?
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