女魔王メリッサの冒険記

恐怖政治を行い、人間や同族である魔族までをも恐怖で支配していた前魔王。
その前魔王が勇者によって倒され、新魔王として新たに魔王に着任した主人公メリッサ。

前魔王の娘というだけあって、かなりの魔力を秘めており、前魔王をも凌ぐと言われているメリッサだったが、前魔王のやり方に納得していなかったので、人間との共存の道を歩もうとしていた。

そんなある日、人間の勇者ルフィアが挨拶をしたいとのことで魔王城に来る。

前魔王を倒した勇者は親の仇だったが、メリッサはその勇者に感謝していた。
丁寧におもてなしをするメリッサ。
しかし勇者が怪しい動きをして居るのを目撃する側近マリナ。
行動を阻止しようと動いた所で、勇者による神聖魔法の封印が発動し、メリッサ・マリナ・ルフィアがそれに巻き込まれてしまう。

なんてことをしてくれたのだ！？と、怒るメリッサ。
封印に巻き込まれてしまった3人は、魔力が開放できないことに気づく。

困った3人の元に、勇者を見に来た魔族たちが押し寄せてくる。
今はそんな場合では無い！
怒るメリッサだったが、魔族の様子がおかしい。

しかし、あることがきっかけでメリッサ達は、自身の魔力が戻っている事に気づく。
魔力を開放し、魔族達を一掃するメリッサ。
だが、力が余りすぎて魔王城を半壊させてしまう。
あっけにとらわれる3人は、ポーションが魔力に変換された事に気がつく。

どちらにせよこのままでは埒が明かない。
魔力はポーションを得れば補充が出来るので、
人間の領地に行き、ポーションを得ながら、魔王城を立て直すお金を稼ぎながら封印を解く方法を探す旅へ3人は旅立つのであった…。